2022年12月28日にディズニープラスで配信され、面白いと大人気のドラマ「ガンニバル」。
待ちに待ったシーズン2が2025年3月19日より、ディズニープラスで独占配信開始となり話題となっていますよね!!
その舞台となるのが「供花村(くげむら)」という山間部の村なのですが、あの村にはモデルとなる場所は存在するのでしょうか。
さらに供花村(くげむら)は岡山県にあるのですが、なぜ岡山を舞台設定したのでしょうか。
また村民が話すあの方言も岡山県の方言なのか、供花村(くげむら)についての謎や疑問は多いですよね。
今回はガンニバルの舞台「供花村(くげむら)」について深堀りしていきます。

供花村(くげむら)のモデルはどこにあるの?
なぜ岡山県を設定したの?供花村で使われる方言はどこのもの?
この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。
- 「供花村(くげむら)」のモデルについて
- 「供花村(くげむら)」が岡山県にあると設定された理由
- 「供花村(くげむら)」の方言ついて


ガンニバル供花村(くげむら)のモデルはどこ?実在する?
ガンニバルの舞台となる供花村(くげむら)は、
実際にはそのような村はありません。
では供花村のモデルとなった村はあるのでしょうか。
モデルとなった特定の村は無い
調査した限りでは「この村をモデルにした!!」という事はないと分かりました。
事実撮影場所は全国各地、シーンごとの雰囲気に合った場所を選び撮影されています。
撮影場所をいくつか例に挙げると、
・供花村の全体像は「三重県熊野市の木津呂集落」
・後藤銀の墓シーンは「長野県伊那市にある入笠牧場」
・洞窟シーンは「兵庫県養父市にある明延鉱山探検坑道」
・カマで襲われるシーンは「養父市立大庄屋記念館(兵庫県養父市にある歴史的建造物)」
上記の他にも日本各地の秘境や僻地と呼ばれるような場所で撮影されているんです。
これには監督の強いこだわりがあり、
都市部では到底表現できない秘境が必要だった
片山慎三監督がおっしゃられていました。
さらに撮影場所を監督自身が約5か月もかけて全国各地をリサーチしたとの事です!!
すごい情熱ですよね!!
だからこそのあのリアルな世界観なんだと感じます・・・。
自然豊かな地域が選ばれ
その中でも「人が入らなさそうな場所」を意識していた
徹底した雰囲気作りにより、あの恐怖感・臨場感・迫力など世界観がリアルで素晴らしい作品に仕上がったのでしょうね^^
供花村には実際にPR用のHPもある事から、実在する村だと思ってしまう方はおられますよね。
その供花村HPには仕掛けがあるので、是非HP内をじっくりと見てみてくださいね♪
またジョルダン乗換案内「供花村」への経路案内でも世界観が楽しめますよ^^
(ちょっとしたホラー演出もありますので極度のホラー嫌いの方はご注意ください。)
→供花村HPはココからどうぞ
そして公式には明言されていないものの、ファンの間で「モデルでは?」と噂されている地域は以下の通りです。
- 岡山県真庭市:山深く温泉地もあり、独特の雰囲気
- 岡山県新見市:方言が強く残る地域。古民家や山村も多い
- 長野県伊那市:実際のロケ地(第1シーズン)でもあり、村の景観が酷似
中でも、新見市は“岡山弁の強さ”と“村落の雰囲気”がマッチしているとしてファンの間で注目されています。
ガンニバル供花村(くげむら)はなぜ岡山の設定?
ドラマ「ガンニバル」の舞台である供花村(くげむら)は岡山の山間部にある村です。
しかし原作では供花村はどこにあるのかハッキリとはしていません。
ではなぜドラマは岡山に設定したのか・・・・
まず一つ目は、「閉鎖的な村社会」というテーマを強調するための演出効果です。
中山間地域が多く、都市部から離れた地域の独自性が強い岡山は、物語にリアリティを持たせやすい立地といえます。
さらに、制作スタッフの過去インタビューなどを調べると、「東京の視聴者が“異世界感”を覚える地方を意識した」という趣旨のコメントもありました。
実際のロケ地は長野県でも、作中での言葉遣いや景観、住民の描かれ方からは、西日本を想起させる意図的な演出が読み取れます。
そして二つ目はモデルとなった事件の舞台が岡山県だったことが考えられています。
この作品自体が岡山県で1938年に実際に起きた「津山事件」がモデルとなっているから
一番の理由はここでしょう。
他の有名作品でもモデルとされるほど衝撃を与えた事件となっています。
【発生日時】
・1938年(昭和13年)5月21日未明
【発生場所】
・岡山県の(現在で言う)津山市加茂町行重の「貝尾・坂元両集落」
【事件名】
・司法省による事件名は「津山事件」
・犯人の名「都井睦雄事件(といむつおじけん)」とも呼ばれる
【事件概要】
・民家11件に侵入
・改造した猟銃や日本刀で次々と襲い約1時間半の間に28名の命が一瞬で奪われる
・その他にも5名重軽傷を負う(重症者のうち2名がその後命を落とし最終的に被害者は30名となる)
・犯人である都井睦は犯行後に自ら命を絶つ
【事件をモデルにした作品情報】
・横溝正史「八つ墓村」
・西村望「丑三つの村」
・ガンニバル
この事件が発生した村も供花村(くげむら)同様に、「閉鎖的」「古い因習や風習が残る」「特定の有力者による村の支配」と繋がる部分が多いですよね。
この事件からインスピレーションを受けガンニバルが生まれたとのことです。
モデルとされる事件が岡山県で起きたことから、ガンニバルの舞台である供花村も、岡山県にある村という設定にしたと考えられますね。
5ヶ月もかけて撮影場所をリサーチした監督です。
リアルさを追求して舞台もモデルとなった岡山を選んだと考えれば納得できますねよね^^
ガンニバル供花村(くげむら)の方言はどこの言葉?
『ガンニバル』を見て、「なんか変わった喋り方だな」と感じた人は多いはず。
それもそのはず、作中で使われている方言は、完全な岡山弁ではなく、“岡山寄りの架空の方言”のように感じられます。
実際の岡山弁の例としては…
- 「〜じゃろ」「〜しとるんじゃ」
- 「ほじゃけん」(=だから)
- 「けんども」(=だけれど)
など、独特の語尾やイントネーションがあります。
制作側としては、方言で地域性を出しつつも、“全国の視聴者が聞き取れる範囲”に調整しているように思われます。
架空のの方言のように感じられますが実際は中国地方で使われている要素も含まれていると考えています。
舞台である岡山の岡山弁だけでなく、広島・山口・鳥取・島根の中国地方中心に使われる方言も含まれています。
〇〇じゃけん。
〇〇じゃのう。
しゃん しゃん 飲みねぇ
ぼっけい、きょうてぇ
てごうして
はみご
わや
など岡山県や中国地方出身者だと馴染みのある言葉が供花村では飛び交っていますよね^^
実際SNSにも、
地元の言葉だからクスッと笑ってしまう
懐かしい
久しぶりに聞いた。 私こんな感じで喋ってんたんだ笑
などの声が上がっていました。
ただ現代の若い子達もすごく使うかと言うと・・・ちょっとコテコテ過ぎると感じるところはあるようですね^^
聞けば意味は分かるけど普段は使わないかなぁ
じいちゃんばぁちゃんがこんな感じ
テレビだからかなぁちょっと誇張してる笑
などの声がありましたよ。
確かにある一定の年代からは、意味は分かるけど使わない方言って結構ありますよね。
親が他県出身や自身が都会に出て使わなくなったなど要因は様々ですが、コテコテの方言を使ってしっかり話すのは、長くその地に住むシニア世代となりコテコテの方言は少なくなっているかもしれませんね。
とは言え意味はしっかり理解出来ます。
岡山県や中国地方出身者はどこか懐かしく、久々に耳にする方言に懐かしくほっこり&クスッとしてしまいますよね♪
そして何より懐かしさを抱かせるほど自然に方言を話す役者さんは本当に凄い!!
供花村の方言に対しては「方言がなんか良い」「真似したくなる」など大好評です^^
ガンニバルで岡山や中国地方の方言に親しみを持ってくれることは、出身者としてはなんだか嬉しくなりますよね。
まとめ
今回はガンニバルの舞台「供花村(くげむら)」について深堀りしました。
<<「供花村」のモデル>>
・実在はしない「架空の村」
・モデルだと言われる特定の村は無い
・監督自身が約5か月もかけて全国各地をリサーチし、シーンに合った場所でそれぞれ撮影している
<<岡山県に設定した理由>>
・岡山県で1938年に実際に起きた「津山事件」がモデルとなっているから
<<「供花村」の方言>>
・コテコテの岡山弁と中国地方で使われる方言
以上がまとめとなります。
架空の村「供花村(くげむら)」の雰囲気を徹底的に追求したことで、臨場感やリアル感そして迫力が本当に凄いですよね!!
そこに自然な方言で世界観を崩さず迫真の演技を見せてくれく俳優陣・・・。
本当に引き込まれる作品となっています。
少々グロテスクや怖い部分はありますが、それもリアルさを追求したからこそでしょう。
世界観含め妥協を感じないのが良いですよね!!
私自身も初見で「この村…どこかで見たことあるような…」と妙なリアリティを感じました。
自然の美しさと、人間の怖さが同居している描写は、まるで日本の“地方あるある”のようにも思えてゾッとしました。
あなたはどこを「供花村」だと思いましたか?
ぜひ感想をシェアしてください!
コメント