NHK連続テレビ小説「あんぱん」。
「それいけ!アンパンマン」を生んだ、やなせたかしさんの妻「小松暢」さんがヒロイン「朝田のぶ」のモデルとなっています。
やなせさんとの絆やアンパンマンがどのようにして生まれたかなど、のぶの人生と共に知ることが出来るなんだかとって興味深い注目の作品ですよね。
ちなみに暢さんがいなければ「アンパンマン」は出来なかったと言われているんですよ。
そこで気になるのが「小松暢」とはどんな人物なのか、2人の間には子どもがいたのかですよね。
そしてなんと小松暢さんはあの「ドキンちゃん」のモデルなんだとか!!
今回はNHK連続テレビ小説「あんぱん」ヒロインのモデル「小松暢」さんについて深掘りしていきます。

小松暢さんにはお子様はいたの?どんな生涯を送ったの?
ドキンちゃんの誕生秘話は?小松暢さんとはどんな人物だったの?
この記事を読まれている方はこんな疑問を抱えているのではないでしょうか。
- 小松暢さんの子どもや生涯について
- 小松暢さんがモデルと言われるドキンちゃんの誕生秘話について
- 小松暢さんの人物像について
朝ドラあんぱんのモデル小松暢に子供はいた?生涯について
NHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン「朝田のぶ」のモデルは、やなせたかしさんの妻である「小松暢(こばやし のぶ)」さんです。
気になるのは「やなせたかし」さんと「のぶ」さんの間にお子様がおられたのか・・・。
また彼女はどの様な生涯を送ったのか調査しました。
子どもについて
まずお子様についてですが、
お子様はおられません。
ちなみにやなせたかしさんとは再婚で、暢さんはその前に一度結婚をし旦那様を病気で亡くされています。
その最初の旦那様との間にお子様がおられたのかも調べましたが情報がなく不明です。
元々お二人がお子さんを望んでおられなかったのか・・・。
やなせたかしさんと小松暢さんのエピソードの一つに
「やなせさんの赤ちゃんが産みたい」と暢さんの殺し文句に射抜かれキスを交わした
そのようなエピソードがあるんです^^
凄い熱烈なアタックですよね!!男勝りと言われた暢さんらしいと言えばそう感じます。
(詳しい暢さんの人柄については本記事小松暢はどんな人だった?にてまとめたので読んでみてくださいね。)
ですのでお子さんが欲しくなかったわけではないでしょうが、2人の住んでいた下宿先には子供部屋があったそうなので、そのように何か理由があってのことなのでしょう。
しかしお二人の間には大切なお子さん同様の宝物があるんですよ♪
それは、
やなせたかしさんが「アンパンマンが2人の子ども」だと仰っていたんです^^
2人の支え合いで生まれた大切な作品そのもの、そして登場する全てのキャラクターがお二人のお子様なのでしょうね^^
生涯について
「小松暢(こばやし のぶ)」さんはどの様な生涯を送ってこられたのでしょうか。
1918年 | ・大阪府大阪市に生まれる ・「やなせたかし」さんとは同級生 |
詳細な年は不明 | ・大阪で高等女学校を卒業 ・最初の夫である「小松総一郎」さんと結婚 ・終戦直後に小松総一郎さんが病死 |
1946年(28歳) | ・高知新聞社に入社 ・高知新聞で初の女性記者2人のうちの1人が暢さん ・初の女性記者として「月刊高知」を創刊 ・同部署に「やなせたかし」さんが在籍 ・この入社が2人の出逢いとなった ・やなせさんの前の席が暢さんで、すぐに好きになっとやなせさんご自身が語っていた(やなせさんの一目惚れ) ・食中毒になったやなせさんの看病を暢さんがしたのが馴れ初め ・暢さんが「待ってるから」との言葉を残し先に上京 ・上京後は社会党選出の代議士の秘書として働く |
1947年(29歳) | ・「やなせたかし」さんと結婚 |
1988年(70歳) | ・乳がんを発症 |
1993年(75歳) | ・11月に癌のため死去 |
以上が小松暢さんの生涯をまとめたものとなります。
お二人の馴れ初めなど詳しいことをもっと知りたい方は、ぜひ「アンパンマンの遺書」を読んでみてくださいね^^
アンパンマンの事だけではなく、2人の人生と絆も知ることができますよ。
朝ドラあんぱんの妻・小松暢はドキンちゃんのモデル!誕生秘話について
バイキンマンと一緒にイタズラしちゃうけど、どこか憎めない愛らしいドキンちゃんのファンは多いですよね^^
そんなチャーミングなドキンちゃんのモデルは、奥様である小松暢さんと言われているんです。
厳密言うとモデルの中の1人と言うべきでしょう。
キャラクター設定は「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラをモデルにしている
著書「アンパンマン伝説」より一部抜粋
「ドキンちゃんはなぜか僕の母の面影があり、性格は妻に似ている」
と言われています。
そしてコアなファンの間では、
ドキンちゃんのユニークで可愛らしい表情や仕草が、暢さんの面影を感じる
との声も実際あるんです。
またやなせさん自身がインタビューで、
男勝りで元気がよく
何にでも興味を示す性格だった
と語っておられます。
「お腹すいたー」「あれが欲しいー」と言ってる、イタズラ好きで小悪魔で憎めないドキンちゃんと重なる部分もありますよね^^
やはり書かれている通り、性格は奥様である暢さんを意識して書かれたのでしょうね。
やなせさんから見た暢さんはドキンちゃんのような愛らしい存在だったと言う事でしょう♪
ちなみにやなせさんが、
ぼくは結婚してからが青春のような気がする。
著書「アンパンマンの遺書」より一部抜粋
貧しいが楽しかった。
そのように語られています。
バイキンマンのモデルはやなせさんの弱さです。
バイキンマンと同じように、やなせさんもドキンちゃんのモデル暢さんに一目惚れしています。
なんだかお二人の関係性が含まれていると考えると面白いですね^^
朝ドラあんぱんの妻・小松暢はどんな人だった?
朝ドラ「あんぱん」のヒロイン「朝田のぶ」のモデル「小松暢」さん。
アンパンマンを生んだやなせたかしさんの奥様ですが、一体どんな人物なのでしょうか。
一言で表すなら、
男勝りでパワフルな女性
※異名は「ハチキンおのぶ」
旦那さんであるやなせさんも「男勝り」と仰ってるほどですからね^^
ちなみに「ハチキン」とは土佐弁で「男勝りな女性」を表します。
また「韋駄天(いだてん)おのぶ」とも呼ばれており、県大会で優勝する程の足の速さだったんです!!
異名が2つも付くとは・・・暢さんかっこ良すぎますよね!!
またこのようなエピソードもあります。
さて、亜熱帯風のスコールが行き過ぎたあとの夜の街を、取材帰りのぼくと小松記者は歩いていた。駅のそばだったがひどく暗かった。遠雷が鳴っていた。小松記者は、「もっと雷が鳴ればいい」と言った。その次の言葉は、低くてちょっと聞こえにくかった。
アンパンマンの遺書(一部抜粋)
「やなせさんの赤ちゃんが産みたい」
「え?」
なるほど、これが殺し文句か。必殺のひと言でたちまち心は燃えあがり、ぼくは小松記者を抱きしめて、唇を重ねた。
なんと熱烈で豪快なアプローチでしょう!!
さすが暢さんと言うべきでしょうか^^
(ちなみに後日やなせさんの作品が入賞した賞金で美味しいものを食べて、やなせさんからプロポーズをきちんとしたとの情報がありましたよ。)
しかし男勝りで豪快なだけではありません!!
何よりも心優しく懐の大きな素敵な女性だったんです!!
いくつかエピソードを紹介しましょう。
- 漫画家としての成功していな時に「なんとかなるわ。収入がなければ私が働いて食べさせるから」との言葉通り支え続けた
- 彼女の行動力と好奇心から手塚治虫、赤塚不二夫、いずみたく、向田邦子、青島幸男など、才能豊かで個性的な人たちと出逢い夫を励まし続け成功へと導いた影の立役者
- 漫画家として成功し忙しくなった夫は仕事に集中させ、それ以外の全てを請け負いこなしていた
小松暢さんが居なければ「アンパンマン」は世に出ていない!!と言われるほどの存在なんです。
やなせさんが漫画家として成功することを信じ続け支え続け、気弱な夫を引っ張り励ましていたからこそ、やなせさんは苦しかった売れない時期を乗り越え成功したのでしょう。
「アンパンマン」にとっても「やなせたかし」という人物とその人生にとっても、かけがえのない存在だったことに間違いありません。
紹介したエピソードから男勝りでパワフルでありながら、心優しく懐の大きい女性が「小松暢」という人物だと言う事が伝わりますね。
NHK連続テレビ小説「あんぱん」では、このようなカッコよくも素敵なエピソードも基にして描かれることでしょう。楽しみですね♪
まとめ
今回はNHK連続テレビ小説「あんぱん」ヒロインのモデル「小松暢」さんについて深堀しました。
小松暢さんは2回結婚されており、最初の旦那さんは病気で亡くなられています。
その方との間の子供は不明です。
やなせたかしさんとの子供はいません。
しかし「アンパンマン」が2人の子供だと、やなせさん本人が話しておられましたよ。
人気キャラのドキンちゃんの性格は妻である暢さんに似ているとのこと。
男勝りでパワフルな小松暢さんは、ドキンちゃんにも似た好奇心と行動力で自分の人生を進み、その懐の大きさで夫を信じ励まし支え続けた素敵な方です。
彼女無くしてアンパンマン無し!!と言って間違いないほどの人物で、やなせたかしさんにとってもかけがえのない女性なのは間違いありませんね^^
ハチキンおのぶと呼ばれるほど男勝りですが、懐の大きさや優しさも併せ持つ本当に素晴らしい女性です。
一般的にはあまり知られてはいない方ですが、NHK連続テレビ小説「あんぱん」で、彼女の人生を観ることが出来るのは楽しみですね。
放送を楽しみに待ちましょう♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント